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なぜ紀州材なのか?

和歌山県の県土面積の77%を占める森林は、戦後に植林されたスギやヒノキなどの人工林資源が充実し、本格的な伐採期を迎えています。
しかし、山村地域の過疎化、林業採算性の悪化などによって、せっかくの人工林資源が十分に活用されていないのが現状です。
紀州材を活用することにより「植える」「育てる」「伐る」「使う」という本来の健全なサイクルを取り戻し、次世代に自然を引き継ぎます。

紀州材サーモウッドとは

日本で唯一、サーモウッド処理装置を有する越井木材工業(株)と弊社との共同で、
様々な条件での試作を繰り返し「紀州材(桧・杉)」に最適なサーモウッド処理を施した高耐久木材です。

商品紹介(外装材、デッキ材、フェンス材)

羽目板(用途例:壁)
羽目板(用途例:軒天)
羽目板(用途例:軒天)
ルーバー
ルーバー等(用途例:天井ルーバー)
ルーバー等(用途例:天井ルーバー)
ルーバー等(用途例:天井ルーバー)
ルーバー
ルーバー等(用途例:フェンス)
デッキ
デッキ等(用途例:デッキ床板)

紀州材サーモウッドを原材料とする商品

紀州材サーモウッド桧、ルーバー

施工実績

紀北分院本館改修建築工事 木製ルーバー

工事名称:紀北分院 本館改修建築工事
設計監理:城本建築事務所
樹種:和歌山県産ヒノキ(紀州材サーモウッド)
商品:木製ルーバー
紀州材サーモウッド用途:ルーバー、ルーバーパーテーション
ウレタンクリア仕上げ

和歌山県立医科大学附属病院 紀北分院 本館改修建築工事にて、待合室の壁面、受付台、パーテーションとして、紀州材サーモウッド(桧)ご採用いただきました。
病院に来られた患者さん、病院の先生方やスタッフさんたちに、紀州材の温かみに触れていただき、穏やかに過ごせるスペースとしてご活用いただければ幸いです。

紀北分院本館改修建築工事

― 紀州材サーモウッド〈内装木製ルーバー〉採用事例 ―

本工事は、和歌山県内の公共施設である紀北分院本館の改修建築工事において、
内装仕上げの木製ルーバー材として「紀州材サーモウッド」をご採用いただいた事例です。

紀州材サーモウッドは、もともと外装材としての使用を主用途に想定した木材ですが、
本案件ではその性能特性が評価され、
内装材としても非常に合理性の高い素材として採用されました。

外装材グレードの性能が、内装空間に「安心感」をもたらす

紀州材サーモウッドは、和歌山県産材(主にヒノキ・スギ)に高温熱処理を施すことで、

  • 含水率の低下による高い寸法安定性
  • 反り・割れ・収縮を抑えた形状の安定
  • 防腐薬剤を使用しない、人が長時間滞在する空間にも適した安全性

といった特性を備えています。

これらは本来、雨風や直射日光にさらされる外装環境を前提に求められる性能ですが、
その“余力のある性能”が、
内装材として使用した際にも長期的な安心感とメンテナンス性の高さにつながっています。

内装ルーバーに求められる「見た目」と「安定性」の両立

内装ルーバーは、空間の印象を大きく左右する一方で、

  • 材の反りやねじれが目立ちやすい
  • 隙間寸法の狂いが、意匠全体に影響する

といった設計・施工上の課題を抱えやすい部位でもあります。

本事例では、
サーモウッド加工によって安定した紀州材を用いることで、

  • ルーバー形状でも寸法変化が起こりにくい
  • 意匠設計で想定したリズム・陰影が維持されやすい

といった点が評価され、
設計意図を忠実に反映できる内装材として採用されました。

落ち着いた褐色が生む、内装空間の上質感

紀州材サーモウッドのもう一つの特長が、
熱処理によって生まれる、落ち着いた褐色の色味です。

塗装に頼らず、木材そのものが持つ色調として、

  • 医療・公共施設に求められる過度にならない高級感
  • 金属や白系内装材では出せない温かみとやわらかさ
  • 時間の経過とともに、空間に自然と馴染む表情

を演出できる点は、内装材としても大きな魅力です。

「外装材だからこそ」内装にも使いたくなる木材

本事例は、
「外装材として高い性能を持つ木材だからこそ、内装でも安心して使える」
という、紀州材サーモウッドの特性をよく表した採用例です。

和歌山県内で設計・監理に携わる建築士・設計事務所の皆さまにとって、
紀州材サーモウッドは、

  • 内装ルーバー
  • 共用部の意匠壁
  • 視線制御・ゾーニングを兼ねた木質仕上げ

といった用途においても、
性能・意匠・説明性を兼ね備えた「使いやすい地域材」として、
十分に検討に値する素材といえます。